永見行崇の論理

ピアニスト永見行崇・音楽の源
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ものづくりは良いものだ
2010.01.05 Tuesday
JUGEMテーマ:音楽


来待石の切り出し

来待ストーンを訪れてきました。

来待は1400万年前に形成された凝灰質砂岩、いわゆる「来待石」と呼ばれる良質の石材の産出地として有名な場所。
出雲石灯篭に使われる他、粉にしたものは石州瓦の釉薬になるそうだ。

館長の永井氏は狛犬の分布と分類に関する研究などでも有名な方で、採掘場から化石が発見された1.300万年前の謎の古生物「パレオパラドキシア」の復元模型の隣で撮影した写真が展示されているのを見ても、来待石に対する情熱がひしひしと伝わってくるようでした。


館内に入ると、と金槌、ノミだけを使って山から石を切り出して、成形して灯篭を作る匠の技が映像とオブジェでわかりやすく再現されていました。

上の画像の巨大な岩の上に登り、岩を切り出して下に落とし、その場でざっと形を整えて運びます。
来待石の切り出し2

その後は作業所で徐々に削って、穴を空け、模様を描いて・・・
来待石の成形


最終的にはこんな陰影のある趣深い灯篭に。
来待石の灯篭


かなり細かい彫刻や表面を滑らかにする工程もすべて金槌とノミのみでやっているのにもびっくりしましたが、このころの灯篭職人は鍛冶屋でもあり、金槌やノミも自作だったのを聞いて2度びっくり!!


そして削ったときの破片は粉にして陶器や瓦の釉薬として使ったそうです。
この地方の家々は赤い石州瓦でとてもきれいなのですが、この赤い色も来待石のおかげ。
石州瓦

またまたびっくりアゲーン!

いやいや昔の人々の知恵には本当に脱帽です。


ものを作るのは素敵ですね。

特に、こんな風に地球を切り取って、削って、磨いて、新たな宇宙を創り出すような作業

年月が経って雨風に打たれて苔むし、角が取れていって成熟して、また地球に帰っていく。。。



感動しました。



こんなものづくりがしたいです。

そして、このような素晴らしい仕事が消えていかないよう、正しい方向を見定めて進んでいける自分でありたいです。
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八雲の図
2008.05.07 Wednesday
八雲の図を模写した絵のポストカードを頂きました。

出雲大社が平成の大遷宮に伴い、普段は見ることができない本殿内の天井画『八雲の図』が60年ぶりに公開されるということで、久しぶりに帰省してみました。

夜中に福岡から車で移動を始め、朝方「温泉津温泉」に到着。まずは温泉に浸かってさっぱりして、着替えてから出雲大社に向かいました。

9時から受付開始だったのですが、8時半になるとすでに長蛇の列が!!
1時間くらい並んでやっと本殿内に入ることができました。

本殿に登って立ってみると、思ったより高くてちょっとびっくり。
階段もかなり急なので、60年後はやはり見れないかも・・・

説明を聞きながら内部の天井を覗き込んでみた。

現在の八雲の図は、延享元(1744)年の造営遷宮に際して描かれたものらしいのだが、一番大きなものの長さが6mもあり、上の模写した絵よりもずっと色鮮やかで、POPな形をしていた。

もっと古ぼけたものを想像していたので、あまりにも瑞々しくてなんだか「え?!これが?」というのが正直な感想だった。
思っていたものと全く違っていて、「わび・さび」ともかけ離れていて、もっと感動するかと思っていたけどうまく感動もできなくて、でも、そこが神様の部屋なのだということが妙に納得できた。


本殿から外に出ておみくじを引いたり、鳩を眺めたりしていたら、急に拝観できたことがありがたくなってきて、嬉しくなってきて、不思議な気分だった。

良い体験ができた。



車に向かう途中にあった垣根にものすごい数のミノムシがくっついていた。
出雲大社の近くで発見したミノムシ達
九州ではほぼ全滅していて見れないので、思わず写真に撮っておいた。
(これはほ〜〜〜んの一部です。)


こっちも60年後には見れないだろうな、と思ったら寂しい気持ちになった。
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空を見上げて・・・
2008.04.27 Sunday
今日は、太宰府の観世音寺のちかくにあるギャラリーのイベントで演奏しました。

太宰府の空はとても青くて、緑と土の匂いに溢れていて、改めて素敵な場所だなぁ、と嬉しくなりました。

そういえば、今年は出雲大社の本殿内部が60年振りに一般公開されています。小さい頃から「本殿の中の天井には国宝『八雲の図』という不思議な絵がある」みたいなことを聞いていて、どんな絵か知りたかったのですが、なにしろ周りにいる誰も見たことがないので知りようもなく、ずっとクエスチョンマークが頭にあるまま放ってありました。

ということで、ちょっと里帰りして見てきます。
次の公開の時はたぶん見れないでしょうからね・・・


『つきあかり ほしあかり』発売してからというもの、いろいろな人に聴いていただき、なかなか好評を得ております。
ありがとうございます。

どの曲も思いが詰まっていて大切なのですが、中でもドビュッシーの「月の光」に関しては思い悩みました。クラシックのピアノ曲をアレンジしてピアノで演奏して、意味あるものにできるのかどうか・・・

小さい頃はずっとクラシックピアノを習っていたのですが、好きな曲がどうしても弾きたくて、でも手が小さくて指が届かないところは省略してしまったり、印象に残る好きなメロディーは弾きたいけど、他の部分は弾きたくないので勝手に好きな部分だけ繋げたり、好きな音を足したり、いつも先生に叱られていました。

完成されているクラシックの曲はそのままで弾くのが一番だと今ではわかっているのですが、あの頃の気持ちが忘れられなくて、月の周りで星が瞬いている様子が表現したくなったのです。

いかがでしょうか?

試聴してみてください。
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僕の絵が看板になった!?
2007.04.23 Monday
NPO法人ヒューマンネットワークピアの外観

ホームページで僕が描いた絵を紹介しているページがある。
子供の時から絵を描くのが得意で・・・
と言いたいところだが、実際は絵だけは?苦手だった。
大人になったら立体的な絵が描けるかもしれないと思っていたが、そんな願いもむなしく何度描いてもどこか不自然に見えて、「やっぱりこういうのも才能と努力がいるんだな」と痛感していた。
そんな僕だが、ホームページやCDを作るようになってから、バンドやMMDレーベルのロゴをデザインしたり、CDのジャケットを描いたりするようになった。
BEAT HARVEST」Nacional Jam's
青い時間(あおいとき)」NAGUN

そんなこんなしていると、僕の絵を非常に気に入ってくださった方がいて、「今度、障害者への自立支援活動を行っているNPO法人の事務所兼、手織りやビーズや手仕事や介助、つまり手をキーワードに集まれるようなスペース『P CAFE』を下関に作るのですが、看板の絵を描いてもらえないでしょうか?」と依頼があった。話を聞くと、看板は1m×5mくらいの大きなもので、駅前の国道沿いのかなり目立つ場所に設置するらしい。

正直いって僕にできるかどうか自信がなかったが、コンセプト等を聞いてみると共感できたので、結局やらせていただくことにし、なんとか描き上げた。
看板のために描いた絵 by 永見画伯

間もなく看板が完成したと連絡があり、外観の写真を送っていただいた。(一番上の写真)

なかなかいい感じに仕上がっていたので安心しました。
自分の作品がきちんとした形になるってことは本当に嬉しいものです。
オープンはまだのようですが、にぎわってほしいです。
僕もまだ実物を見ていないのですが、みなさんも下関を訪れた際は是非寄ってみてください。
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「帰る」ということ
2006.02.21 Tuesday
出雲大社内にある命主社と樹齢千有余年の大椋のイノチの“ネ”
祖父が亡くなった。
何日か前から、小さい頃に祖父と遊んだことが何故か浮かんでいたので、急いで実家に帰ったのでなんとか生きている内に会うことができた。
亡くなったのを確認したら、車に乗せて実家に連れて帰り、一晩隣で寝た。
実家は出雲大社(いずもおおやしろ)教なので、それに従って神事を行った。

今まで、おぼろげにしかわからなかったことが、少しだけわかった気がした。
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